ローン

高校を卒業してから自分専用の車を購入することになった、大学に通うために自分の車が必要になった、という場合は未成年者が車を購入することになりますが、ほとんどは「自動車ローン」を組んで購入額を分割返済していくことになります。自動車ローンを組むことで支払いの負担を減らすことができるため、一括払いをすることなく車を購入することができるというわけです。

しかし、未成年者の場合は本人だけでは自動車ローンを組むことはできません。未成年者が自動車ローンを組むためには、親をはじめとした親族の許可が必要となっています。

未成年者はローンの連体保証人をつけることが必要

親族の許可が必要なローンサービスは自動車ローンだけではなく、他の様々なローンを利用する際にも当てはまります。未成年者は返済に関する信用性が曖昧であるため、成人している親族の許可を得ることで初めて信頼できる利用者と判断されます。もちろん、親族の許可を得ても、その親族に就業状態や収入などに問題がある場合は自動車ローンが組めない恐れもあるので、サービスを利用する前にあらかじめ理解しておきましょう。

このように未成年者が自動車ローンをはじめとしたローンサービスを利用する際に必要となる許可のことが「連帯保証人」をつけるということになりますので、現在未成年である皆さんは自動車ローンを組む際には必ず親族に連帯保証人になってもらうようにしてください。父親、母親、姉や兄などの他、祖父、祖母、叔母、叔父などの親族に連帯保証人になってもらうことも可能ですから、まずは連帯保証人になってくれる人を探すようにしましょう。

ただし、自動車ローンの返済は基本的に皆さん自身が行なうわけですから、ローンを組む上では皆さん本人の就業状態や収入もしっかり審査されることになっています。大学生アルバイトで働いている場合もあれば、高校卒業後に社員として働いている場合もあるかと思いますが、やはり収入はまだ少なく、卒業後では勤続年数も１年以内であるため、なかなかローンサービスの利用者としての信頼性を得ることは難しくなっています。

連体保証人はそのような場合にも重要となっていますから、自動車ローンに限らず、何らかのローンを組む際には信頼できる人に連体保証人を頼んでくださいね。

専業主婦やパートなどで働いている人も注意を

また、未成年者だけではなく、収入のない専業主婦の皆さんやアルバイトやパートで働いている皆さんについても、ローンを組む時には連体保証人が必要となる場合があります。専業主婦がローンサービスを利用する場合は配偶者の許可が必要となりますし、アルバイトやパートで働いている場合は雇用が不安定であることや収入が十分でないことが影響して、ローンが組めないケースも実際に見られています。

特に自動車ローンや住宅ローンといった高額のローンは、返済できるかどうかが大変重要となっていますから、連体保証人が必要な場合もあることをあらかじめ注意しておきましょう。

皆さんは「ローン」と聞くとどのような目的を思い浮かべるでしょうか？新しく家を購入したり、車を買い替えたりするためにローンを組むことをイメージする場合がほとんどかと思いますが、近年では様々な目的に合わせたローンサービスを受けることができるようになっています。主に銀行による融資ですが、場合によっては消費者金融でも様々な目的に合ったローンを組むことができることもあります。では、具体的にはどのようなローンサービスがあるのか詳しく見ていくことにしましょう。

まず１つ目は「ブライダルローン」です。ブライダルローンはその名の通り挙式関連の費用に充てることのできるローンで、挙式費用から新婚旅行の費用、新居への引っ越し、新居を購入するための費用、新居に入居するための費用にも利用が可能となっています。

さらに婚約指輪や結婚指輪を購入する際にもブライダルローンを組むことができます。最高の挙式にしたい！と思っている皆さんにはぴったりのサービスですので、挙式の際にはブライダルローンを利用してみてはいかがでしょうか？ただし、式場によってはブライダルローンが利用できない場合もあります。式場にはあらかじめ確認しておくようにしてください。

次に紹介するのは「トラベルローン」です。旅行の費用をクレジットカード無しでも分割で支払うことができるサービスで、旅行好きの皆さんには特におすすめです。もちろん、旅行の費用だけではなく、旅行先で急遽お金が必要になった場合もトラベルローンを利用することが可能ですし、日本国内の旅行にも海外旅行にも利用できます。

海外旅行で様々な経験をしたいという皆さん、まとまった休暇が取れたので久しぶりに旅行してみようかと思っている皆さん、卒業旅行を計画している学生の皆さんなども利用できるサービスなので、旅行の際はぜひトラベルローンを利用してみると良いでしょう。

ただし、ちょっとした旅行でも借りられる分、安易な気持ちでトラベルローンを利用する人も少なくありません。仕事を休んでのんびりしたい、どこか遠くに行きたいなど、無計画な旅行のためにトラベルローンを利用しても借金が残ってしまうだけですので、旅行するための最低限のお金は貯めておくこと、旅行の計画をしっかり立ててから利用することを心がけるようにしてください。

その他、多目的に利用することのできる「フリーローン」では、非常に様々な目的のためにローンを組むことが可能となっています。例えば、パソコンやテレビなど家電を購入するためのローンを組んだり、ピアノやギターなどの楽器を購入する際にローンを組んで分割で支払ったりすることはもちろん、自動車ローンではなくフリーローンで車を購入することも可能です。楽器の場合は楽器購入専用のローンサービスを行なっている銀行もあります。しかし、フリーローンは審査が甘い分、金利が高いので、十分に注意した上で利用するようにしましょう。

新車を購入するために自動車ローンを組みたい、新居を購入するために住宅ローンを組みたい、という皆さんはぜひ自分に合ったキャッシングローンサービスを探してみてください。各金融機関では様々な特徴のあるサービスが提供されていますので、皆さんのライフプランに合ったキャッシングローンサービスを利用してみましょう。

まずはキャッシングローンの申込みから

キャッシングローンを利用する上で審査を受けることは必須ですので、まずは各金融機関で申込みを行なってみてください。近年ではインターネットから簡単に申込みをすることができるようになっていますから、なかなか時間を取ることができない、という皆さんは各金融機関のホームページから申込みを行なってみると良いでしょう。

申込み後、無事に審査に通ることができれば、皆さんが目的としているキャッシングローンサービスを利用することが可能となります。金融機関から借りたお金で新車や新居を購入することができるようになるわけですが、そこで気になるのはやはり「借り入れ限度額」ではないでしょうか。

キャッシングローンの借り入れ限度額

キャッシングローンは無制限にお金を借りられるサービスではありませんので、必ず限度額が決められています。借り入れ限度額は人それぞれ異なっていることが特徴的で、限度額が決定される条件としては、皆さんの収入や就業状態が大きく関係していると考えられています。

例えば、正社員として働いている場合と契約社員として働いている場合とでは収入に差がありますが、キャッシングローンの借り入れ限度額にも差が現れることがほとんどです。正社員の場合は、雇用も収入も安定しているため、返済計画も立てやすく金融機関側の信頼も得られることから、キャッシングローンも組みやすくなっています。金融機関もタダでお金を貸すわけではありませんので、しっかり返済してくれる利用者に絞って借り入れを行なうことが一般的です。

しかし、収入や就業状態が不安定な場合は、無事に完済できる確証が非常に薄いため、金融機関は本当に借り入れを行なって良いものかどうか分かりませんよね。このようなことから、借り入れ限度額についても人によって差が現われるというわけです。基本的に収入が多い人ほど借り入れ限度額も多く設定されることになりますが、場合によっては借り入れ限度額を下げられてしまうこともあります。

他の金融機関で借り入れがある場合は注意

既に他の金融機関で借り入れがある場合などは、もし借り入れすることができても限度額は少なくなってしまう、というケースが多く見られています。たくさん収入があっても、他の金融機関で借り入れがある場合は限度額も調節されることがあるので、あらかじめ注意しておきましょう。ちなみに銀行のローンサービスの場合は審査が厳しいので、既に消費者金融で借り入れがあることによってサービスを利用できないことがあります。現在、他の金融機関（特に消費者金融）で借り入れがある場合も同様に注意しておいてください。

現在ローン返済中の車を売却したい、ローンを組んだけれど訳が合って車を売らなければならなくなったなど、既にローン返済中である車の売却を考えている場合、自動車ローンはどのように対処すれば良いのでしょうか？皆さんが組んだ車のローンは、ローンの契約をした皆さん自身が支払わなければならないものです。もしローンを組んだ状態で売却を考えているのであれば、まずはローンを完済させることが先決となっています。

車の所有権が自分にあれば売却可能

まず売却しようと考えている車のローンがまだ残っている場合には、その車の所有権について一度確認してみてください。もし所有権が皆さん自身であれば、問題なくすぐにでも車を売却することが可能です。ただし、この場合は銀行のローンサービスを利用して自動車ローンを組んでいる場合がほとんどですので、もしローンが残った状態で売却をするならばまず初めに利用した銀行に相談しましょう。

車の所有権が皆さんにある場合は個人売買も可能となっていますが、銀行のローンサービスによって契約内容の違いがありますから、ローンが残っているけれど車を売却したいという旨を銀行側にしっかり伝えるようにしてください。また、車の所有権が皆さんにあれば簡単な手続きで所有権や名義の変更が可能です。車の所有者の委任状、印鑑証明書、譲渡証明書などの書類が必要となりますが、面倒な手続きもなく車を売却することができるようになっています。

しかし、車の所有者が皆さんではなく、車を購入した販売店やクレジット契約した信販会社にある場合は、この他にも様々な手続きが必要となりますので、あらかじめよく注意しておきましょう。

ディーラーローンを利用した場合は注意して

皆さんが銀行のローンサービスを利用して自動車ローンを組んだ場合には、車検証にも記載されている通り、ローンを組んだ皆さん自身が車の所有者となり、所有権と名義は皆さんが持っていることになりますが、車の販売店が扱っている「ディーラーローン」を利用して車を購入した場合には、車の所有権や販売店や信販会社側にある状態になります。

皆さんは車の販売店と提携している信販会社とクレジット契約を結ぶことでローンを組んでいますので、車の所有権は販売店や信販会社が持っているというわけです。このような場合にローン返済中の車を売却するためには、まず所有権を皆さんに移さなければならないため、皆さんの意志ですぐに車を売却することはできません。所有権が他の人にある状態ですから、自分の車ではないということになっているのです。

そして車の所有権を自分に移すためには車のローンを完済させる必要があります。ローンを完済させる方法としては、残った返済額を現金で用意する方法もありますし、または銀行で「自動車残債ローン」などを組んで完済させるという方法もあります。車買取業者に買取ってもらい、その買取額で自動車ローンを完済させることも可能ですので、よく考えた上で皆さんに合った方法を選ぶようにしましょう。

車を購入する場合は、新車を購入するにしても中古車を購入するにしても「自動車ローン」を組むことが可能となっています。人によっては一括払いで車を購入することもありますが、全体的に価格は高いため、ローンを組んで購入する人が多く見られています。皆さんも新しく車を購入する際には、支払いを少しでも楽にするために自動車ローンを組んでみることをおすすめします。

しかし、ただ自動車ローンを組めばお得に車が購入できるというわけではありません。ローンの返済について十分に考えた上で自動車ローンに申し込むことも大切ですし、何より自分に合った返済計画で返済できる自動車ローンを取り扱っている金融機関を選ぶことが重要となっています。

無理のある返済計画では、返済期日を過ぎても借りていた金額を返すことができない場合もあります。自動車ローンを組む上で必要なのは、返済期日を守ること、返済期日までにしっかり返せる分だけの金額を借りること、自分でしっかり返すことのできる金額を借りることですので、絶対に無理をしない範囲で自動車ローンを組むようにしてください。

では、自動車ローンを組むためにはどのような金融機関を利用すれば良いのでしょうか？自動車ローンは意外に審査が厳しいので、審査に通ることが難しい場合は今一度よく考えてから金融期間を選ぶ必要があります。特に審査が厳しいのは銀行の自動車ローンや車の販売店で融資してもらうことのできる自動車ローンです。

銀行の自動車ローンは低金利であることが魅力的ですが、実際にお金を借りるまでには厳しい審査に通らなければなりません。審査に通るためには様々な条件がありますので、その条件から外れてしまっている場合は、自動車ローンを組むことができない場合もあります。

これは車販売店の自動車ローンでも同様です。車販売店の自動車ローンは「ディーラーローン」とも呼ばれていますが、皆さんは車を購入する販売店を通して、信販会社からお金を借りることになります。ディーラーローンは審査が厳しいだけではなく、車を購入する直前に申込みを行なうため、実際に自動車ローンを組めるかどうかが分からないということも少なくありません。

ただ、厳しい審査でも無事に通ることができれば安全性の高い自動車ローンを組むことができるので、まずは銀行や車販売店に直接相談してみることをおすすめします。審査をしてみなければ分かりませんから、気になることがあれば銀行や販売店に詳しく話を聞いてみましょう。

また、自動車ローン以外で車のローンを組むためには、多目的に利用可能な「フリーローン」もおすすめです。車だけではなく、様々な車用品の購入にも利用することができるローンなので、車に関わる商品を購入する際にはぜひ利用してみてはいかがでしょうか？フリーローンは銀行や消費者金融などで融資を受けることができます。まずは各金融会社をよく比較してみましょう。

高額の買い物をする場合にはとても便利なキャッシングローンですが、サービスを利用するには皆さんそれぞれがしっかり自制心を持つことが大切です。計画的に利用することが前提のサービスがキャッシングローンですので、自制心を持たずに利用するような人にはおすすめできません。

もし皆さんが無計画にキャッシングローンを利用してしまったらどうなるでしょうか？返済計画も立てずにお金を借りたせいで、毎月決まった金額を返済することができず、利息ばかりが高くついて一向に完済することができない、という状態に陥ってしまうことも少なくありません。

特に消費者金融のキャッシングローンは、気軽に利用できる反面、金利が高くなかなか完済することができない、という人も多く見られています。一般的に消費者金融の審査は銀行に比べて甘いため、ある程度の基準を超えていればキャッシングローンが利用できてしまうことがほとんどです。

もちろん無職の場合は利用することが難しくなっていますし、複数の消費者金融で既に借り入れがある場合も利用できないこともありますが、審査の甘い消費者金融は簡単にお金を借りることができてしまうので、利用者である皆さん自信がしっかり責任を持って利用しなければなりません。言わばキャッシングローンの利用は自己責任ですから、決して軽い気持ちで利用しないように注意しておきましょう。

特に審査が甘い金融機関には十分に気をつけてください。これは消費者金融に圧倒的に多く見られるケースですが、審査が甘すぎるような業者はキャッシングローンの金利が異常に高いことが特徴となっています。審査が甘い＝金利が高いといっても過言ではなく、こうした特徴は悪徳業者やヤミ金融を見分けるためのポイントともなっています。

借り入れのための審査が甘いということはすぐにお金を借りることができるということになりますが、金利が高く設定されていると返済期間が長ければ長いほど利息が膨らみ、返済総額が増えていってしまいます。

反対に審査が厳しい銀行の場合は審査の段階で利用者をふるいにかけ、信頼性の高い利用者のみにお金を貸すようになっていますので、金利も比較的低く設定されていることがほとんどです。消費者金融と銀行とではこうした違いがあるので、できるだけ利息がつかないようにキャッシングローンを利用したい場合は、審査が少々厳しくても銀行で行なわれているサービスの利用をおすすめします。

また、審査の甘さや厳しさにかかわらず、借りる金額についても身分相応の額にしておくようにしましょう。絶対に完済することができる金額を借りること、毎月の返済金額は必ず守ることを前提として、キャッシングローンを利用するようにしてください。返済計画を守れないような利用者は金融機関側の信頼性も失いますし、何より皆さん自身がお金に困ることになります。安全に利用するためにも「自己責任」を忘れないようしましょう。

新居を購入する際には「住宅ローン」を上手く活用することがおすすめです。皆さんに合った返済計画を立てることで安心して新しい家を購入することができますので、まずはライフスタイルに合った住宅ローンを探してみましょう。住宅ローンのサービスは主に各銀行で利用することが可能となっています。銀行によってサービス内容は異なる部分もあるため、いくつかの銀行の住宅ローンサービスについて詳しく調べてみると良いでしょう。

例えば金利については大きな比較対象となりますが、金利だけではなく、様々な手数料を含めたトータルの金額を算出しておくことが重要です。住宅ローンには手数料がかかる場合も多いので、金利の他に各種手数料についての確認も取っておくようにしましょう。金利が低めに設定されている場合でも、手数料が上乗せされると返済額が高くなってしまう場合も珍しくありません。金利はもちろん重要ですが、返済額のトータルバランスを考えた上でサービスの利用を決めることをおすすめします。

また、住宅ローンは新居の購入だけに限らず、自宅のリフォームや増改築といった目的にも利用することができますし、中古住宅や新居を建てる土地を購入する際の資金に充てることも可能です。建て替えや住み替えの場合もローンを組んで支払いをすることもできます。もちろん戸建て住宅ではなくマンションを購入する際にも住宅ローンを組むことはできますので、自分に合った住宅ローンを選んで住居や土地の購入に役立ててみてください。

その他、女性に向けた住宅ローンサービスを扱っている銀行も多く、女性の皆さんも安心してローンを組むことができるサービスを受けることも可能となっています。通常の住宅ローンとは異なり、各種手数料が安くなっていたり、無料で利用できたり、お得に住宅ローンを組めることも多いので、女性の皆さんはぜひ女性向けの住宅ローンを利用してみてください。

手数料としては保証料や事務取扱い手数料の他に「繰り上げ返済」の手数料も含まれています。住宅ローンの繰り上げ返済は、上手く利用することでお得に返済することができるため、もし手数料が無料である場合は繰り上げ返済を活用して返済期間を短くしてみてはいかがでしょうか？毎月の支払いは同じく、まとまったお金が入った際に繰り上げ返済を利用することによって返済期間が大幅に短くなることもあります。金銭的に余裕がある時には繰り上げ返済を利用してみることも考えておくと良いでしょう。

ただし、このような手数料については各銀行によって差があります。繰り上げ返済手数料が無料でも、事務取扱い手数料は支払わなければならない場合もありますので、その点はあらかじめ注意の上で申し込むようにしてください。そして、住宅ローンを組む際には計画性が大変重要となっています。必ず自分が計画的に返済できる金額を借りてローンを組むことを忘れないようにしましょう。

仕事もしているし収入もあるのに審査に通らない・・・と悩んでいる人はいませんか？銀行でローンを組む場合、または消費者金融でキャッシングサービスを利用する場合には必ず審査を受けることになりますが、どの金融機関で審査を受けても全く審査に通れず、お金を借りることができない、という人も少なくありません。

自分と同じように仕事をしていて収入もある人がローンを組めているのにどうして？と感じる皆さんも多いかと思いますが、ローンサービスやキャッシングサービスを利用する上で重要なのは、皆さんの「支払い能力」です。利用者である皆さんは、銀行や消費者金融といった金融機関からお金を借りる立場です。借りたお金は必ず返さなければなりませんので、金融機関側にとっては返済できるかどうかが大変重要となっています。つまり、支払い能力の有無が借り入れできるかどうかのポイントとなっているわけですね。

一般的にほとんどの金融機関では無職者や失業者への借り入れは行なっていません。これは職に就いていないという事実から「支払い能力が無い」と審査で判断されてしまうため、サービスを利用することができないのです。消費者金融の中には無職でも借り入れ可能としている業者もありますが、基本的に利用者が職に就いていなければお金を貸すことはありませんので、そのような消費者金融は利用しないよう注意してください。

支払い能力がない利用者に対して簡単にお金を貸してしまうような業者には、ヤミ金融や悪徳金融業者が関係している場合が考えられます。ヤミ金融や悪徳金融業者の特徴としては、審査が異常に甘く金利が異常に高い、ということが挙げられますので、消費者金融を初めて利用する皆さんは十分に注意を払っておきましょう。

もし違法な金融業者と関わってしまったような場合は、すぐに国民生活センターや弁護士、警察などの専門機関に相談するようにしてください。早めに対処をすることでトラブルを最低限に抑えることができます。

このように、支払い能力が無いと判断される無職者や失業者の場合はローンサービスやキャッシングサービスを利用することができません。また、仕事もしていて収入もある、という人でもサービスを利用することができない場合もありますが、この場合は雇用の面や収入の面でチェックが入ることから、十分な支払い能力が無いと判断されることでお金を借りることができないことが考えられます。

例えば、アルバイトやパート、契約社員として働いている皆さんは、正社員で働いている人に比べて金融機関からの融資が受けにくくなっています。正社員の場合は雇用にしても収入にしても安定しているため、支払い能力が高いと見なされ、利用しやすくなっていますが、いつ仕事がなくなってもおかしくない場合は雇用も収入も不安定であることから、融資が受けにくいというわけです。支払い能力が重要なポイントであることをよく理解しておきましょう。

銀行ローンとディーラーローンの違い

「自動車ローン」を組む方法としては、銀行をはじめとした金融機関の自動車ローンサービスを利用する方法や、車の販売店が扱っている「ディーラーローン」を利用する方法が一般的です。銀行のローンサービスは自動車ローンをはじめとした様々なサービスを扱っていますから、皆さんも住宅ローンやフリーローンなど他のサービスを利用した経験があるかと思います。自動車ローンを銀行で組む場合は審査に通ることで融資を受けられることが可能となりますので、まずは自動車ローンサービスを提供している銀行へ相談してみましょう。

また、ディーラーローンの場合もあらかじめローン審査を受け、問題がないようであれば販売店と提携している信販会社から融資を受けることができます。ディーラーローンは車の販売店から直接お金を貸してもらうわけではなく、提携先の信販会社からお金を貸してもらう、言わばクレジット契約になります。同じ自動車ローンでもこうした点に違いがありますので、あらかじめ理解しておくようにしましょう。

車の名義や所有権についてしっかり確認

このように銀行の自動車ローンと販売店のディーラーローンでは融資に関する点で異なる部分がありますが、その他にも「名義」や「所有権」といった点で違いが見られることが特徴となっています。皆さんが購入した車は、新車でも中古車でも名義や所有者は車の購入者である皆さん本人であることが一般的です。銀行で自動車ローンを組んだ場合は、車検証にも皆さんの氏名が記載される通り、車の名義も所有権も皆さん本人が持っていることになります。

しかし、これが車販売店が扱っているディーラーローンを利用する場合となると、名義や所有権は販売店とその販売店と提携している信販会社に渡っている状態となってしまいます。車に乗っているのは皆さん本人ですが、皆さんはディーラーローンを利用していることによって信販会社とクレジット契約を結んでいるため、名義や所有権は販売店や信販会社側にあるというわけです。

完済後には所有権解除に関する手続きを

だからといって、皆さんが普段車に乗ることに対して問題があるわけではありません。名義や所有権が自分にはなくても、皆さんが購入した車には変わりありませんから、ローンを組んで購入した後は皆さんが自由に車に乗ることができます。ただし、皆さん自身は所有権を持っていないため、ローン返済中の車を売却するようなことなどは不可能です。

また、無事にローンを完済しクレジット契約が解消しても、車の所有権を皆さんの方に移さなければ、車の名義は販売店や信販会社にあり、販売店や信販会社が車を所有しているままの状態になってしまいます。ディーラーローンの完済後には所有権解除に関する手続きを行なう必要がありますので、販売店側から所有権解除の話が出た際には必ず手続きを行ないましょう。

わざわざ解除手続を行なうことは面倒に感じるかもしれませんが、自分の車のためにも名義や所有権についてはしっかり管理しておくようにしましょう。