住宅ローンとその控除システム

住宅ローンを組んでいる方へ朗報!要件を満たせば控除が受けられます

ローンの控除とは、通常、住宅ローンを組んだ際に適用される控除を意味します。正式な名称は「住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除」です。通常、住宅ローンを組んだ際に、一定の要件、具体的には平成25年12月31日までに入居した利用者に限り、住宅ローンを組んだ時から10年間にわたり、支払った所得税の還付を受けることが出来ます。通称、住宅ローン減税と呼ばれています。

平成11年1月1日以降(平成13年と14年を除く)に居住を始め、その住宅に現在も居住している人は、別の要件に合致していれば住宅ローン控除を受ける権利をまだ有します。これまで申告していなかった場合は、5年前まで遡って還付を受ける事が可能です。居住地を管轄する税務署で控除を受けられるか、要件を確認してみましょう。

住宅ローン控除は、過去に幾度も適用期間の延長や制度の見直しが繰り返されています。平成16年度の税制改正では、平成20年までの制度継続とともに、段階的に控除金額を縮小する事に決定されました。

具体的な最大控除額は平成16年で500万円、平成17年で360万円、平成18年は255万円、平成19年は200万円、平成20年は160万円と、段階的に控除額は年々縮小されて来ました。

しかし、平成21年度の税制改正で、再び規模を拡大して平成25年12月31日までに入居者した人も、控除を受けられるように延長が決定されました。平成21年からは認定長期優良住宅の認定を受けられれば、控除額は一気にアップして600万円、平成22年と23年も同様に600万円、平成24年以降は、長期優良住宅低炭素住宅の認定を受けれられれば、最大控除額は400万円と決定されています。

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