ローンを組むには多様な条件のクリアが必要

ローンを組む事になった貴方!クリアしなければならない多様な条件

銀行・信用金庫などでローンを組む時の条件としては、担保の提出が必要となる事でしょう。担保とは、債務者(融資を受ける側)がローンの返済を履行しない、あるいは出来なくなった場合に備え、債権者(融資を行う側)に提供され、債権の弁済の確保を可能とする手段を意味します。

担保には、不動産などの物的担保と、保証人と言った人的担保に大別されます。その他に、銀行など金融機関に提出が必要となる担保としては、預金担保(借入銀行に定額預金の口座を開設する事)、有価証券担保(株券など)、動産担保(自動車など)などが挙げられます。

融資を受ける際に最も気になる条件は、審査でしょう。銀行などの金融機関から借り入れる場合、厳正な審査が行われます。まず、年収、勤務先、勤続年数、家族構成、担保(物的、人的双方)が用意されているか、返済比率(住宅ローンの年間返済額+その他の年間返済額を年収で割った数値)は30%程度に収まっているかなど、多岐にわたり審査を受ける事になります。

収入が極度に低い(おおむね年収200万円以下)場合、マイカーローンなどの他のローンを複数組んでおり、そのローンへの返済額がかなり多額に上る場合、返済比率が高くなりますので、審査を通らない事も有り得ます。

融資を受ける際にやはり気になる条件としては、やはり金利が挙げられましょう。金利は、全期間固定金利型、固定金利期間選択型と変動金利型の3種類に大別されます。全期間固定金利型は、借り入れ時から完済まで、全期間の金利が固定設定されている融資方法です。

固定金利期間選択型は、当初、一定の期間は固定金利制を用い、その期間が終了すると、新たに金利を設定し直すと言う融資方法です。当初定める固定期間は、2年、5年、10年など、利用者が設定します。

変動金利型は、市場金利変動の影響をそのまま受けます。金利は半年に1度見直されますが、返済額は5年に1度改定されます。改定後の返済額が以前の1.25倍以内に設定するルールが定められています。以上の様に、金融機関でローンを組む際には、様々な条件をクリアしなければならない事を、重々念頭に置いて置きましょう。

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