時間がない時に便利なインターネットからでも申し込める消費者金融
私達が普段利用しているインターネットからでも、消費者金融に借り入れを申し込むことは可能となっています。インターネットから申し込むことができれば忙しくて時間がない場合でも便利ですし、何より気軽に利用することができるので、若い世代の場合はインターネットから消費者金融の借り入れを申し込むことが圧倒的に多いようです。
しかし、この「気軽に」という点には十分に注意しておく必要があります。消費者金融を利用したいけれど店舗に出向く時間がない、消費者金融を利用することを誰にも知られたくない、という場合には非常に便利ですが、あまりに気軽に申し込むことができてしまうと、何かにつけて消費者金融を利用するような状態になってしまいます。
少しお金が欲しいとき、お金が足りないとき、必要以上の金額を借りて返済に困ってしまっている、という利用者も実際に見られていますし、何より安易な気持ちで消費者金融を利用していることに問題があります。計画的に返済できる自信がないようであれば、消費者金融を利用することはおすすめできません。
借り入れから返済までしっかり計画を立てて、問題なく完済することができれば問題はありませんが、ついついお金を借りすぎてしまったり、少しでも返済が滞ってしまったりするような恐れがある場合は、消費者金融の利用は避けておきましょう。
インターネットで簡単に申し込むことができるので、軽い気持ちで利用してしまっている人も少なくありません。本当にお金が必要な人にとっては、消費者金融のインターネット申込みは大きな手助けとなってくれますが、お金に対して安易な気持ちで向き合っているような場合は、消費者金融を利用することによって自分で自分の負担を増やしてしまうことになります。
消費者金融は同様にローンサービスを行なっている銀行とは異なり、既に他の消費者金融で借り入れがあっても、お金を借りることができてしまう場合があります。既に借金をしているにもかかわらず、また借金を増やしてしまっている状態になるわけですが、この状態が悪化すると「多重債務」に陥ってしまいます。いくつもの消費者金融からの借り入れがあることが原因して返済が追いつかず、利息ばかりが増えていく悪循環に陥ってしまうのです。
このような状態にならないためにも、消費者金融を利用する際は自制心をしっかり持つことが必要となります。自分でしっかり返済できる金額はどの程度なのか、この返済計画で本当に完済することは可能なのか、といったように自分自身のことを客観的に見つめることができなければ、消費者金融を正しく利用することはできません。
消費者金融を正しく利用するということは、皆さん自身が安全にお金を借りるためですので、しっかり念頭に置いておくようにしましょう。また、悪徳業者が運営している消費者金融や、ヤミ金融には絶対に手を出さないよう注意してください。
消費者金融は特に注意!返済が追いつかず「多重債務」に陥る恐れも
ローンサービスは正しい利用方法で
各金融期間で提供されているローンサービスの利用者である皆さんがまず気をつけなくてはならないことは、ローンサービスを正しく利用することです。正しく利用する、ということは金融機関にとっても皆さんにとっても負担をかけることなくお金の貸し借りを行なう、ということになります。
しかし、中にはローンサービスを正しく利用することができず、様々なトラブルを引き起こしてしまう利用者も少なくありません。もちろんトラブルの内容によっては金融機関側に問題がある場合もありますが、ローンサービスを利用する皆さん自身が気をつけていれば防ぐことのできるトラブルもたくさんありますので、まずは自分自身で利用する金融機関の安全性や信頼性を見極めること、そしてローンサービスを正しく利用して自分の負担にならないよう心がけることから始めていきましょう。
金融機関の安全性や信頼性に注目
金融機関の安全性や信頼性については、皆さんが安心してローンサービスを利用する上で最も大切なことなので、少しでも怪しいと感じる金融機関は絶対に利用しないようにしてください。特に消費者金融の利用には注意が必要です。近年では様々な消費者金融がありますが、中には安全や信頼とは程遠いヤミ金融や悪徳業者が紛れています。
普通の消費者金融だと思って利用していた業者が実は悪徳業者だった、という例も実際に見られていますし、ヤミ金融との繋がりを持っている消費者金融もあるため、利用する消費者金融についてはしっかり見極めておく必要があります。また、もし消費者金融の返済が追いつかず、返済するためのお金を借りるように他の消費者金融を紹介してくるような場合は、ヤミ金融や悪徳業者である恐れが高いと考えて良いでしょう。
このような行為は違法ですから、自社の借金返済のために他の業者の借り入れを勧めてくるような消費者金融を利用してしまった場合は、すぐに専門家に相談してください。国民生活センター、弁護士、司法書士などの専門家に速やかに相談することで、トラブルが大きくなることを回避できます。もしトラブルが起きてしまっても最低限に抑えておくことで皆さんの負担も減りますから、少しでも不安な点があれば専門家に相談するようにしましょう。
複数のローンを抱えてしまっている「多重債務」
この他、ローンサービスの利用方法によっては「多重債務」に陥る恐れがあります。多重債務とは複数のローンを抱えている状態で、返済が追いつかず利息が膨らみ、返済額ばかりがどんどん増えてしまっているため、自分の力ではどうすることもできなくなってしまいます。特に上記のようなヤミ金融や悪徳業者が絡んでいる場合が多く見られているので、多重債務に陥ってしまった場合にもすぐに専門家に相談することをおすすめします。
複数の消費者金融からお金を借りている人、多額のローンをいくつも抱えている人、消費者金融から借りているお金を返済するために他の消費者金融を利用している人などは、十分に注意してください。
金銭面を少しでも楽にできる!ローンサービスを利用するメリット
利用者の性格的問題によっては「ローンサービスを利用してはダメな人」に当てはまることもある、と前回の記事でお話ししました。「ローンを組むこと」は「借金をすること」と同意義ですので、その点が理解できていないような場合はローンサービスの利用はおすすめできません。
返済計画を立てずに安易な気持ちでお金を借りてしまい、返済期日までにお金を返すことができない、という利用者が減らない現状を見ると、自分自身を客観的に見れるようでないとローンサービスを正しく利用することはできないと感じてしまいます。
ローンサービスのメリット
ですが、ローンサービスは正しく利用すればとても便利でお得に支払いができるものでもあります。ローンサービスを利用してはダメな人の場合は、この便利さに甘えて自滅してしまうケースが多いのですが、計画的に正しく利用できる人にとっては高額な支払いの負担を減らすことができるメリットのあるサービスです。
代表的なローンサービスに「住宅ローン」や「自動車ローン」がありますが、こうしたローンサービスは総返済額が高額で返済期間が長期となる場合がほとんどです。これは住宅や自動車の購入額が高額であることが元となっており、特に住宅ローンは10年以上の月日をローンの支払いに費やすことになります。
しかし、もし住宅や自動車を購入する場合にローンを組めなかったら支払いは一体どうなるでしょうか?一括で支払わなければならないため、高額の現金を用意しておかなければなりませんよね。中には現金で住宅や自動車を購入できる特殊な人もいますが、一般人にとっては到底無理な話です。でもこの無理な話を可能にすることができる、それがローンサービスというわけです。
高額の支払い額でも毎月少しずつ返していくことができるので、現金で一気に支払う必要はありません。返済期間は長期になりますが、毎月決まった金額を支払うことで金銭面を楽にすることもできます。ローンサービスで「金銭的な負担を減らせる」ということは「一度に支払う金額を少なくすることができる」ということですから、毎月の支払い額を一定にして計画的に返済していきたい、と考えている皆さんは「リボ払い(分割払い)」を上手く活用してみることをおすすめします。
デメリットにも目を向けておくことが大切
もちろん、元の購入額が高額すぎるような場合、皆さんの収入に見合っていないような買い物でのローン利用は絶対にやめておきましょう。金銭的な負担を減らすことができる点は事実ですが、これはローンの支払い額を返済できることが確実でなければリボ払いの意味がありません。分割で支払っても毎月の負担になるようならば、最初からローンを組むようなことはやめておいた方が無難です。皆さんが損をするだけなので、身の丈に合ったローンを組むことを念頭に置いてサービスを利用してください。
また、ローンサービスはメリットだけではなくデメリットにも目を向けておくことが大切です。次回はローンサービスのデメリットについて見ていきたいと思います。
キャッシングローンに関するトラブルが起きたら司法書士や弁護士へ
正しく利用すれば問題のないキャッシングローンですが、人によっては自分の身の丈に合った利用方法ではなく、返済に関して無理のある借り入れを行なってしまう場合もあるため、あらかじめ注意しておくことが必要です。キャッシングローンが関わるトラブルは後を絶ちませんので、まずは利用者である皆さん自身で気をつけていくようにしましょう。
返済計画を立てることで返済トラブルを避ける
キャッシングローンを組むということは、皆さんが金融機関側からお金を借りているということですから、ローンを組む前には必ず返済について考えておかなければなりません。返済に関することを無視し、無計画に借り入れを行なってしまうことは大変危険です。近年はインターネットからでも簡単にキャッシングローンの申込みができるようになりましたが、その手軽さから安易な気持ちで利用してしまう人が多く見られています。
ちょっとお金が必要だから、という理由だけでキャッシングローンを組んでも皆さん自身の負担になるだけですので、必ず返済計画を立ててからお金を借りるようにしましょう。特に消費者金融を利用する場合は注意が必要です。消費者金融は一般的に審査が甘く、銀行でローンを組む
ことができない人でも簡単に利用できてしまうケースもあります。
ただし金利が高めに設定されているため、少ない金額でも利息が高くついてしまうことも珍しくありません。利息について気にすることなく安易な気持ちで利用すると、返済時に自分が困ることになりますから、自分に合った返済計画を立てて、その計画に沿った方法で返済していきましょう。返済計画を立てておくことで返済トラブルを避けることもできますし、自分自身のお金の使い道についてよく考えるきっかけにもなります。キャッシングローンは決して無計画で利用しないよう注意しておきましょう。
悪徳金融業者やヤミ金融は絶対に利用しない!
また、キャッシングローン利用時のトラブルは、皆さんが利用する金融機関側に問題があることが原因となっている場合もあります。例えば、消費者金融として利用していた金融業者が実は悪徳業者だったとか、ヤミ金融と繋がっていた金融業者だったというケースは多く見られているため、消費者金融の見極め方にも注意しておく必要があります。
銀行のローンと比べると審査が甘く金利が高いことが消費者金融の特徴ですが、悪徳業者やヤミ金融の場合はさらに審査が甘くなり、金利も高くなっています。簡単に審査に通ることができた、金利が異常に高いというような消費者金融は絶対に利用しないようにしましょう。
すぐに司法書士や弁護士に相談を
このようにキャッシングローンを利用する際のトラブルをあらかじめ防ぐことはできますが、もしトラブルが起きてしまった場合は、すぐに司法書士や弁護士に相談するようにしましょう。悪徳業者の消費者金融を利用してしまった、完済後に過払いしていることがわかった、複数の消費者金融を利用して多重債務で困っているなど、キャッシングローンに関するトラブルは速やかに専門家に相談してください。
甘い考えで消費者金融を利用することは危険!初心者は特に注意を
どうしてもまとまったお金が必要な場合、皆さんはどのようにして問題を解決しているでしょうか?知人から借りる、クレジットカードのキャッシング枠を使う、銀行でローンを組むなど、問題の解決方法には様々なものがありますが、消費者金融を利用することも一つの手段として考えられています。
近年では様々な消費者金融がありますので、皆さんも街中やインターネットなどでよく見かけることが多いことかと思います。消費者金融は一般的に銀行に比べて審査が甘いことから、誰でも利用できるようなイメージが強く、気軽にお金を借りられるところという印象を持っている人も少なくないのではないでしょうか?実際に銀行よりも審査に通りやすいので、銀行ではローンが組めない場合も消費者金融ならばローンを組めることになった、ということもありますし、利用しやすいように感じている人も多く見られています。
しかし、消費者金融の金利は銀行よりも高くつくため、気付かないうちに利息が膨らんでしまっていることも決して珍しいことではありません。特に複数の消費者金融を利用しているような人は、消費者金融Aで借りたお金を消費者金融Bで借りたお金を利用して返済する、といったような悪循環に陥ってしまい、いくつもの借金を抱えてしまっている状態になってしまっている場合も少なくないのです。
一般的に銀行でローンを組む場合は、既に他の消費者金融などで借り入れがある際にはローンを組むことができなくなっていますが、消費者金融の場合は複数のキャッシング会社からの借り入れが可能となっていることもあるため、消費者金融で借りたお金を別の消費者金融で借りたお金で返す、といったことができてしまうというわけです。
このような状態が悪化すると「多重債務」の状態になってしまいますし、最悪の場合は自己破産という結果になってしまうことも考えられます。消費者金融を利用する場合には、こうした最悪のケースまでしっかり考えた上で利用することが大切なので、特にこれから消費者金融を初めて利用するという初心者の皆さんは、十分に注意するようにしてください。
まずは複数の消費者金融を利用しないようにすること、自分が必ず返済できる金額だけを借りること、返済計画はあらかじめ立てておくことなど、様々な面に注意を払っておきましょう。利用する消費者金融は1軒と定めておくことで、元からたくさんのお金を借りることを防ぐことができます。
返済できなくなってもまた他から借りてくればいいや、という甘い考えで消費者金融を利用することは大変危険です。この悪循環が繰り返されることによって多重債務に陥ってしまうので、消費者金融を利用する場合は1軒に止めておくことを心がけましょう。もちろん1軒の消費者金融で借りる金額についても必ず自分で計画的に返済できるかどうかが重要ですので、決して無理のない範囲で借りるようにしてください。
自分自身に責任を持てるか、ローンを利用しても良い人・ダメな人
前回でお話したように、様々な専門用語があるローンサービスは実際に利用する前にあらかじめ用語についての確認をしておくことをおすすめします。専門用語を理解している場合と理解していない場合とでは、金融機関側の話に対する理解も全く違ってきますので、利用者として最低限の知識は頭に入れておきましょう。無知な状態のままでローンサービスを利用するようなことだけは絶対にやめてくださいね。
しかし、専門用語を理解している全ての人がローンサービスを利用できるわけではありません。いくら専門用語が分かっていてもローンサービスの利用に見合わないような場合はお金を借りることはできないのです。今回は「ローンサービスを利用しても良い人・ダメな人」と題して、ローンサービス利用者の特徴について見ていくことにしましょう。
ローンサービスを利用しても良い人
まずローンサービスを利用しても良い人は、上記のようにローンサービスについての専門用語をしっかり理解できている人はもちろん当てはまりますね。専門的な用語はなかなか理解することが難しいですが、専門用語や仕組みについて分かっているならばローンサービスを利用する際も安心です。金融機関側と話もできますし、意見があれば皆さんの方から提示することもできます。
ローンを組む上で金融機関側に全てを任せてしまうことはあまりおすすめできませんので、自分の意見もしっかり持つことを心がけると良いでしょう。もちろん皆さんの知識だけで分からないことがあれば、金融機関に直接相談することが最短の解決策です。ローンサービスを利用することに対しての不安点などは、悩む前にまず相談ですよ。
また、ローンサービスを利用しても良い人には、自分自身に責任を持つことができて自制心がある、という特徴もあると私は考えています。お金を取り扱うわけですし、それも金融機関からお金を借りているわけですから、「自分はお金を借りているんだ」という意識を忘れず、責任と自制心を持つことが重要だと感じています。責任感が強く自制心を持って行動できる皆さんの場合は、返済期限もしっかり守りますし、計画的に返済していくことも可能です。
ローンサービスを利用してはダメな人
しかし、自分の行動に対して責任を持てず、自制心もないような人の場合はどうでしょうか?ローンサービスは計画性を持って利用することが第一ですから、責任感も自制心もない場合は「ローンサービスを利用してはダメな人」に当てはまります。とは言っても、計画もロクに立てずにローンを組んでしまう人は後を絶ちません。むしろ責任感が見られない人だからこそ、ローンサービスを多用してしまうケースが多く見られています。今後ローンサービスを利用する皆さんは、自分の性格についてもしっかり見直しておくことをおすすめします。
このようにローンサービスを利用してはいけない人も多くいますが、ローンサービスは正しく利用すれば金銭面に大きなメリットがあるものです。次回はローンサービスのメリットについて見ていくことにしましょう。
無職は条件外?ローンを利用するには定職と安定した収入が不可欠
新しく車を買うためにローンを組みたい、新しく家を買うためにローンと組みたい、といったようにローンを組む目的は人それぞれ異なっていますが、ローンを組むためにはまず金融機関の条件を踏んだ上で審査に通らなければなりません。審査を受けて借り入れを行なうことができて初めてローンを組むことができるので、ローンを組むことを考えている場合は銀行や消費者金融などの金融機関で審査を受けることから始めていきましょう。
車のローンであれば「自動車ローン」を扱っている金融機関を、家のローンであれば「住宅ローン」を扱っている金融機関を選び、皆さんに合ったローンサービスを選んで利用してみてください。各金融機関によってサービス内容は少しずつ異なっていますので、いくつかのローンサービスを比較し、その中から皆さんに合ったサービスを選んでみると良いでしょう。
自動車ローン一つを取っても銀行で行なわれているサービスもあれば、ディーラーによる自動車ローンもありますし、多目的に利用可能な「フリーローン」によって車のローンを組むこともできるようになっています。ローンサービスの種類は様々ですので、自分の目的に合ったものかどうかよく見極めてから利用するように注意してください。
また、ローンの審査では、皆さんが定職に就いているか、安定した収入があるか、といった職業や収入の面をしっかり見られることになります。安全にローンを組むためには、こうした条件に合っていなければならないので、もし無職である場合などはローンを組むことは大変難しくなっています。無職の状態は仕事がなく安定した収入もないため条件外と見なされることも少なくありません。
特に銀行のローンは審査が厳しいので、無職の人にお金を貸すようなことは見られませんし、比較的審査の甘い消費者金融の場合も無職では借り入れすることができないことも珍しくないのです。ローンを組むためにはしっかり返済できる状況であるかどうかが重要ですから、定職にも就いておらず収入もない無職の状態では非常に信頼性が低いため、一般的な金融機関ではローンを組むことはできません。
もし無職でもローンを組めるような場合は、違法なヤミ金融や悪徳金融業者が関わっている恐れが高いので、無職でも借り入れ可能な消費者金融などがあれば、絶対に利用しないようにしましょう。一見、何の問題もないような消費者金融が実は悪徳業者だった、ということも少なくありませんし、ヤミ金融と繋がりを持っている消費者金融も実際にあります。無職であるにもかかわらずローンを組めるような金融機関は一切信用しないように注意してください。
また、派遣会社に登録しておくことで無職の状態から抜け出し、ローンが組める場合もありますが、しっかり職探しをすることが前提の話です。ただ派遣会社に登録するだけではなく、返済できる状況を作るためにもまずは仕事を探すことから始めていきましょう。
お金を払いすぎている場合も、過払い請求は早めに専門家に相談を
ローンの返済をする際には、元金だけではなく利息のついた金額を返すことになりますが、人によっては金融機関側へお金を払いすぎてしまっている場合があるため、注意が必要です。ここでは金融機関のローンサービスを利用した際に発生する「過払い」について詳しく見ていくことにしましょう。
完済後にも利息についてしっかり調べて
まずは過払いの恐れが考えられるパターンについて見ていきたいと思います。1つ目はローンを全て完済している皆さんのケースです。ローンを組んで無事に完済することができれば一安心ですが、場合によっては過払いが発生していることもあるので、返済時の利息についてもう一度よく確認してみることをおすすめします。
例えば、金利が20%以上である場合などは過払いの恐れが高いため、過払い請求をすれば払いすぎていた金額を返してもらうことも可能となっています。金利が20%というと、やはり主に消費者金融を利用してローンを組んだ場合が対象となりやすく、比較的低金利である銀行のローンサービスでは過払いが発生することはありません。消費者金融は様々な理由から高金利であるため、利息が膨らみすぎて返済時にお金を払いすぎてしまっている場合が大いに考えられます。
既にローンを完済していても、支払った利息に疑問が生じた場合は早めに専門家に相談するようにしましょう。過払い請求に関する専門家としては司法書士や弁護士が挙げられますが、一般的に過払いの金額が少ない場合は司法書士、金額が多い場合は弁護士といったように選ぶことがおすすめです。もちろん目的は過払いの問題を解決することですから、皆さんが相談しやすい専門家を選んで過払い請求を行っていきましょう。]
毎月コツコツ返済している場合も注意
次に2つ目のパターンとしては、借り入れ期間が5年以上も続いているケースが挙げられます。利息は金融機関からお金を借りている期間が長ければ長いほど大きく膨らんでいくので、借り入れ期間が5年以上と長くなっている場合は、過払いしている恐れが考えられるため注意しておきましょう。
また毎月コツコツと返済しているような皆さんも、利息についてしっかり調べておくことで過払いを防ぐことが可能です。ローンの返済はコツコツと返していくことが基本ですが、返済方法に伴って期間も長くなりますし、利息も膨らんでしまうため、過払いについてあらかじめ調べておくようにしましょう。過払い請求は完済後でも可能ですから、まずは専門家に相談して債務整理手続きを行うことをおすすめします。
こうした過払いは消費者金融の利用で発生しやすいので、今現在消費者金融を利用している皆さんはもちろん、これまでに消費者金融を利用して完済した皆さん、これから消費者金融を利用しようと考えている皆さんも十分に注意してくださいね。消費者金融によっては悪徳業者やヤミ金融が関係している場合もあります。悪徳金融やヤミ金融が持つ特徴をしっかり見極めて利用しないようにしましょう。
意外に意味が理解できていない?ローンサービスの様々な専門用語
ローンサービスを初めて利用する皆さんは、不安でいっぱいになってしまうこともあるかと思いますが、前回で見てきた通り、まずは基礎知識を身につけてローンサービスを利用する目的をハッキリさせることから始めていきましょう。現在ローンを組んでいて返済中である人も、今からローンに関する知識を身につけても決して遅くはありません。学ぶことはしっかり学んでからローンサービスを利用するよう心がけてくださいね。
「金利」や「利息」ローンサービスの専門用語
では、今回はローンサービスの基礎知識の一部でもある「ローンサービスの専門用語」について見ていくことにしましょう。ローンサービスを利用する上では様々な専門用語に出会いますが、利用者である私達は意外に意味を理解できていないことも少なくありません。私自身も「金利」と「利息」が持つ意味の違いが曖昧だったり、「繰り上げ返済」の仕組みすら知らないこともありました。特に金利と利息については、意味がハッキリ分かっていない人も多いのではないでしょうか?
簡単に言えば金利は皆さんが金融機関を利用する際に支払う手数料の一つで、利息は借り入れ期間によって増幅されていく金融機関側の利益となりますが、金利と利息の意味をはき違えてしまっている利用者も多く見られています。金利や利息はローンを組む上では欠かせないものですし、一番最初にぶつかるローンサービス専門用語の壁とも言えます。
反対に金利や利息の意味をしっかり理解していれば、この金融機関でお金を借りた場合にはどのくらいの金利になるのか、この借り入れ期間の場合だとどのくらいまで利息は膨らむのか、といったようにある程度の返済額を算出することができるようになります。各金融機関の「返済額シミュレーション」では借入額や返済期間から利息についても算出可能となっています。計画性のないローンサービスの利用は大変危険なので、まずはこうしたシミュレーションで利息について調べておくようにしましょう。
ローンの「繰り上げ返済」の仕組み
また、先ほど挙げた「繰り上げ返済」という返済方法についても、仕組みを理解できていない人が多く見られています。繰り上げ返済はまとまったお金が入った時に一気に返済ができる方法で、返済期間を短くしたり、毎月の返済額を減らしたりすることが可能となっています。あらかじめ計画を立てた返済プランを繰り上げて返済ができる、という仕組みですね。
お金が入った時に一気にまとめて返済できる繰り上げ返済は高額のローンにぴったりの支払い方法です。もちろん少額のローンでも繰り上げ返済でまとめて完済することができるので、少額の場合は繰り上げ返済で完済することも考えておくと良いでしょう。
このように専門用語もローンの基礎知識の一つです。しっかり理解を深めておきましょう。しかし、いくら専門用語を理解していても、ローンサービスの利用に向かない人も実際にいるものです。次回はローンサービスを利用しても良い人・ダメな人について詳しく見ていきたいと思います。
もし返済期日を過ぎてしまったら・・・「遅延損害金」の支払い
急な支払いや高額の買い物などをする際にまとまったお金が必要となった場合、金融機関でローンを組むことで支払いがとても楽になります。もちろん、ローンサービスを利用することによって借りたお金は全額返済しなければいけませんし、返済時には利息もつくため、返済総額は元金よりも高くなるので、ローンを組む際にはあらかじめ注意が必要です。
利息は返済期間が長引くことによって膨らんでいくため、利息を増やしたくない場合はできるだけ短期で返済することができるように、返済期間についてしっかり考えておかなければなりません。そのためにも皆さんはまずローンの「返済計画」を立てておくことが重要です。
シミュレーションを利用してあらかじめ返済計画を
返済計画をあらかじめ立てておくことによって、毎月の返済額、利息、総返済額などの詳細について自分自身で把握することができます。ローンを組む上で一番危険なことは、無計画でローンを組み、軽い気持ちで融資を受けてしまうことなので、返済計画を立てることは大変重要なものとなっているのです。
では、返済計画はどのようにして立てれば良いのでしょうか?毎月の返済額は皆さんの収入が大きく関係していますので、収入に見合った金額を毎月必ず支払えるようにしていきましょう。利息や手数料を含めた金額を毎月返済していき、全ての金額を完済できたらローンの支払いは終了です。毎月の返済額も返済期間も人それぞれ異なるものですから、皆さんに合ったプランでしっかり返済していきましょう。
返済計画の立て方については、皆さんが利用する金融機関まで相談することがおすすめですが、近年ではインターネットで「シミュレーション」を行うことも可能です。借り入れ額や皆さんの収入から毎月の返済額、利息、総返済額、返済期間を試算できるサービスがローン返済のシミュレーションです。各金融機関のホームページで行えるので、皆さんもぜひ試してみてくだいね。
「遅延損害金」の支払い
このようにあらかじめローン返済のシミュレーションをしておくことで、返済計画を立てやすくなります。しかし、万が一、返済期日を過ぎてしまった場合には返済計画が狂ってしまいます。それだけではなく、皆さん自身にも負担がかかることになるので十分に注意しておいてください。
もし返済期日を過ぎてしまった場合には、皆さんは返済額の他に「遅延損害金」を支払わなければなりません。返済期日を過ぎてからは、元々の返済額をそのまま支払っても返済したことにはならず、遅延損害金も併せた金額を支払う必要があるのです。
遅延損害金は皆さんの借り入れ額と返済が遅れてしまった期間、そして遅延損害金利率によって決まることになるため、返済期日が過ぎてしまったら早めに金融機関へ連絡を入れるようにしましょう。返済が遅れてしまうほど遅延損害金を支払う負担が大きくなってしまいますから、返済期日は必ず守るように注意してください。自分に合った返済プランを立てるよう心がけましょう。