憧れのマイホーム!家を買うぞ!しっかりと金利の勉強をしなくては
家(マンション)の購入は、一生で最も高額の買い物と言えましょう。一部の富裕層を除くと当然、銀行から融資を受ける事になります。その際の借り入れ金利は、全期間固定金利型、固定金利期間選択型と変動金利型の3種類に大別されます。
全期間固定金利型は、借り入れから完済まで、全期間の金利が固定設定されている融資方法です。一部の商品では、返済の途中で金利が変動する事もあります。途中で金利が変わる場合でも、借り入れ当初に、何時から金利がどれ位に変動するかが示されます。
固定金利期間選択型は、当初一定の期間は金利が固定設定され、その期間が終了すると、新たに金利を設定し直すと言う融資方法です。当初定められた固定期間は、2年、5年、10年、15年など、利用者の選択により決定されます。
金融機関(銀行など)により、当初設定される固定期間は異なります。固定金利期間終了後は、変動金利型への変更、あるいは固定金利選択型を選ぶ事が可能となります。ただし、金利見直し時の金利や返済額の上昇については、上限は設定されていないため、大幅に金利が上昇すれば、それだけ返済額も増加しますので注意が必要です。
固定金利期間選択型は、当面は教育費等の出費が多くなるので、住宅ローンの返済額を少しでも抑えたいが、子供が独り立ちした後には、金利は若干上昇して返済額が少し多額に上っても対応可能であるというような人に向いています。
変動金利型は、市場金利変動の影響をそのまま受けます。金利は半年に1度見直されますが、返済額の改定は5年に1度で、改定後の返済額が以前の1.25倍以内に設定するように定められています。
返済額の改定が5年に1度ですが、半年ごとに金利は見直されるため、大幅な金利上昇幅の場合、返済額の大半を利息が占め、元本の返済が進まない状況になります。なお、一部の金融機関では、半年ごとの金利の見直しの度に、毎回の返済額も見直すと言う変動金利型を取り扱っています。
金利の上昇幅が大きければ、繰上返済などで早めに元金を減らす必要が生じてきます。そのため、収入に比して借り入れ額が少ない、共働きで家計に余裕があるという利用者に、変動金利型は向いていると言えます。