必要不可欠?ローンを組む際に用意しなければならない頭金の話
ローン、特に住宅ローンを組む際には、頭金が必要となる場合が多数を占めます。頭金の金額は、概ね購入金額の20%程度とされています。例えば、2000万円の物件を購入する場合、2000万円の融資を受けるには、400万円程度の頭金を用意しなければなりません。
頭金を用意するメリットとしては、利息の総支払額を抑える事が可能となる事が挙げられます。住宅購入資金の20%程度を自己資金でまかなうのですから、その分、返済期間も短くなり、支払い利息を抑える事が可能となるのです。
頭金を用意するデメリットとしては、現実問題として、400万円を用意する事は安易な事ではないと言う点が挙げられます。数年かけて、ボーナスと預貯金を全額使い切り、ようやく用意出来るのが現状です。即ち、年収が日本人サラリーマンの平均年収の約400万円以上ある人でも、預貯金は乏しい状態となってしまうのです。
頭金がどうしても用意出来ない場合は、返済期間は長期化し、支払い金利も元本の7割近くに達する長期にわたる融資を、銀行・信用金庫などの金融機関から受けるしか方策はありません。
ただ、数年かけて、ボーナスと預貯金を全額使い切り、ようやく頭金の用意が出来、いざローンを組もうとする時に、金利が上昇してしまっている事も有り得ます。その様な場合は、止むをえません。頭金を支払い、極力月々の返済金額を高く、返済期間を短期間(おおむね15年以内)に設定して、利息の支払い金額を可能な限り低く抑える事です。