お金を払いすぎている場合も、過払い請求は早めに専門家に相談を
ローンの返済をする際には、元金だけではなく利息のついた金額を返すことになりますが、人によっては金融機関側へお金を払いすぎてしまっている場合があるため、注意が必要です。ここでは金融機関のローンサービスを利用した際に発生する「過払い」について詳しく見ていくことにしましょう。
完済後にも利息についてしっかり調べて
まずは過払いの恐れが考えられるパターンについて見ていきたいと思います。1つ目はローンを全て完済している皆さんのケースです。ローンを組んで無事に完済することができれば一安心ですが、場合によっては過払いが発生していることもあるので、返済時の利息についてもう一度よく確認してみることをおすすめします。
例えば、金利が20%以上である場合などは過払いの恐れが高いため、過払い請求をすれば払いすぎていた金額を返してもらうことも可能となっています。金利が20%というと、やはり主に消費者金融を利用してローンを組んだ場合が対象となりやすく、比較的低金利である銀行のローンサービスでは過払いが発生することはありません。消費者金融は様々な理由から高金利であるため、利息が膨らみすぎて返済時にお金を払いすぎてしまっている場合が大いに考えられます。
既にローンを完済していても、支払った利息に疑問が生じた場合は早めに専門家に相談するようにしましょう。過払い請求に関する専門家としては司法書士や弁護士が挙げられますが、一般的に過払いの金額が少ない場合は司法書士、金額が多い場合は弁護士といったように選ぶことがおすすめです。もちろん目的は過払いの問題を解決することですから、皆さんが相談しやすい専門家を選んで過払い請求を行っていきましょう。]
毎月コツコツ返済している場合も注意
次に2つ目のパターンとしては、借り入れ期間が5年以上も続いているケースが挙げられます。利息は金融機関からお金を借りている期間が長ければ長いほど大きく膨らんでいくので、借り入れ期間が5年以上と長くなっている場合は、過払いしている恐れが考えられるため注意しておきましょう。
また毎月コツコツと返済しているような皆さんも、利息についてしっかり調べておくことで過払いを防ぐことが可能です。ローンの返済はコツコツと返していくことが基本ですが、返済方法に伴って期間も長くなりますし、利息も膨らんでしまうため、過払いについてあらかじめ調べておくようにしましょう。過払い請求は完済後でも可能ですから、まずは専門家に相談して債務整理手続きを行うことをおすすめします。
こうした過払いは消費者金融の利用で発生しやすいので、今現在消費者金融を利用している皆さんはもちろん、これまでに消費者金融を利用して完済した皆さん、これから消費者金融を利用しようと考えている皆さんも十分に注意してくださいね。消費者金融によっては悪徳業者やヤミ金融が関係している場合もあります。悪徳金融やヤミ金融が持つ特徴をしっかり見極めて利用しないようにしましょう。