結婚していることを隠せる?ローンの申込みには家族構成の情報も必要
金融機関のローンサービスに申し込む際には、皆さんの様々な個人情報が必要となります。どのような仕事に就いているか、どの程度の収入があるか、勤続年数はどの程度かなど、ローンの返済をしっかり行なえるかどうかの確認を取るために皆さんは金融機関側に個人情報を伝えることになります。
もちろん虚偽の情報でローンを申し込むということなどはできませんし、仕事に関する情報では職場に連絡がいく場合もありますから、もし職場にバレずにローンを組みたいような場合はあらかじめ注意しておきましょう。また、ローンサービスを申し込むためには皆さんの家族構成についての情報も必要となっています。
家族構成は正しい情報を記入して
一般的にローンサービスの申込み書には家族構成を記入する欄があるため、家族の情報についてはその欄に記入することになりますが、この情報が直接的に審査の対象となるようなことはありません。審査対象となるのはあくまでもローンを組む本人ですから、皆さん以外の家族の収入や就業状態によってローンの審査に通れなくなる、ということはないので安心してください。
ただし、家族構成についても虚偽の情報は記入しないようしましょう。例えば結婚して配偶者がいるにもかかわらず、結婚していることを隠してローンサービスの審査を受けるなど、虚偽の情報でローンを組もうとすることは絶対にやめてください。結婚していてもしていなくても、ローンサービスを利用できるかどうかは皆さんの収入や就業状態、利用者としての信用性に関わっています。
ローンを組むためには配偶者の有無よりも、収入や就業状態の信用性や返済できるかどうかの確実性が重要とされていますので、わざわざ結婚を隠す必要はないというわけです。
専業主婦の借り入れは夫の許可が必要
しかし、中には「夫に内緒で借り入れをしたい」という主婦の皆さんも多く見られています。夫には知られないようにお金を借りたい、という場合には結婚をしていることを隠して申込みをしようと思っている皆さんもいるかもしれませんが、これは虚偽の情報を金融機関に申込むことになってしまいますので絶対にやめておきましょう。
それ以前に専業主婦の場合は、配偶者の許可がなければローンを組むことができないようになっています。専業主婦は安定した収入を得ていないため、金融機関側は返済に対する支払い能力がないと判断します。ローンサービスは確実に返済できる状態であるかどうか、といった点から利用者を審査することになりますので、返済できる状態ではない専業主婦の場合は簡単にお金を借りることはできないのです。
夫に連帯保証人になってもらうとか、夫名義でお金を借りることは可能ですが、専業主婦である皆さん本人だけの力でローンサービスを利用することは難しいので、あらかじめ理解しておくようにしましょう。稀に「主婦でも借り入れできる!」といった広告の消費者金融も見られますが、このような消費者金融は悪徳業者である恐れが非常に高いので、絶対に利用しないでください。
(⇒消費者金融の甘い宣伝文句に惑わされないで)