どの返済方式でも大同小異、かなりな額に上るローンの利息の話
ローンの利息を単式で計算する際には、元金×年利率÷365×利用期間(日数)の計算式で弾き出す事が出来ます。利用される事の最も多い住宅ローンの利息を、計算してみましょう。物件の価格が3000万円(元本)で、金利3%、25年払いの場合は、30,000,000×0.03÷365×9125(365×25)の計算式で約2250万円となり、実に、元本の75%近くの利息を支払う計算となります。
住宅ローンの場合は、元本が100万円を確実に超過しますので、金利は15%以下の設定になります。しかし、現状は、低金利時代の昨今、住宅ローンの金利は3~5%に設定されている場合が大多数を占めます。それでも、元本、つまり住宅の価格の7割以上の利息を支払う事になるのです。
返済方法には元利均等返済方式、元金均等返済方式、アドオン方式などが用いられます。元利均等返済方式は、メリットとしては、毎回の返済額が一定になり返済計画が立てやすい、返済金額が多くなるのに比例して、元本の返済が増加して利息の支払額が減少するなどの点が挙げられます。デメリットとしては、元金均等返済と比較して、総返済額が多くなる点が挙げられます。
元金均等返済返済方式とは、毎回の元金の返済額を均等にならした返済方式で、メリットとしては、毎回確実に均一に元金部分が減少し、元本金額の減少に比例して利息も減少して行く、元利均等返済方式と比較して、総返済額が少なくて済むと言う点が挙げられます。デメリットとしては、返済当初の返済額が多く、高収入でなければ借りにくいと言う点が挙げられます。
以上の様に、最も利用の多い住宅ローンの利息は幾らなのかを1例として取り上げましたが、住宅ローン以外のローンの返済でも、ローンを利用する際には、それなりに高額の利息を支払う事になると言えます。