家を建てる前に先に土地を買ってローンを組むことはできるのか?!
土地先行ローンというのをご存じでしょうか。たとえば、とても気に入った土地があるけど現在ある持家の売却がまだ決まっていない。でも家の売却を待っていたら土地が売れてしまう。このような場合に土地先行ローンを利用することができます。
ただ土地先行ローンはなるべく早い段階で家を建てるということを前提に融資を受けるので持家の売却の目処がある程度たっていないと不安が残ります。土地先行ローンもいわゆる住宅ローンの一種ですのであくまでも家を建てることを前提に融資を受けるわけです。
この土地先行ローンを利用する場合、住宅を建設する際の計画書や見積書を提出する必要があります。そのため土地を購入したらもたもたしている暇なく家を建てなければなりません。ただ中にはとりあえず計画書や見積書を提出しておき、審査が通ったらあらためて計画を立て直す人もいます。ただ審査の際には建設会社の資金状況などども考慮しているためちょっと面倒なことにもなりかねません。また土地のローンと住宅のローンを別の金融機関で組むことはできません。そのため二つのローンを組むような状況になりますのでどのように返済していくかがとても大きな課題となります。
家を建てる時期が延びれば延びるほど問題が出てきます。というのは土地先行ローンは土地を購入した翌月からローンの返済が開始します。家を建てるまでは別のところに住んで家賃を払っているわけですから土地のローンと家賃を二重で支払わなければならなくなるわけです。このような問題があるので、土地先行ローンを利用する場合は綿密に生活資金、住宅資金などを算出し、無理のない返済計画をたてることが大変重要です。そうでないとせっかく購入した土地も家も失うことになりかねません。