使い道はあらかじめハッキリと!多目的に利用できる「フリーローン」
ローンサービスの多くは、住居を購入する場合に利用できるローン、自動車を購入する場合に利用できるローン、といったようにローンを組む目的が定められています。この他にも就学費用に充てることができる「教育ローン」や、結婚式の費用に充てることができる「ブライダルローン」など、目的が定められてるローンサービスがほとんどです。しかし、中には例外もあります。それが「フリーローン」です。
各銀行や消費者金融などが行なっているローンサービスには、フリーローンと呼ばれる多目的に利用可能なサービスがあります。多目的に利用できるので、家具を購入する場合、家電を購入する場合、楽器を購入する場合など、非常に様々な用途のローンを組むことができる点が大きな特徴となっています。
もちろん、先ほど挙げたような結婚式の費用にフリーローンを利用することもできますし、旅行の費用に充てることができる「トラベルローン」の代わりとしてもフリーローンは利用可能です。フリーローンの使い道は皆さん自身によって決めることができるので、高額の買い物をする場合などにはぜひフリーローンを利用してみてはいかがでしょうか?
ただし「フリー」だからといって、何の計画性もなくローンを組むことはできません。あくまでも融資を受けた金額の使い道が「フリー」なのであって、決して皆さんが自由に使えるお金ではないのです。フリーローンを正しく安全に利用するためにも、まずはあらかじめ使い道をハッキリさせておくことが重要です。詳しい使い道が分からないとフリーローンを組むこと自体が不可能となってしまう場合もあります。
特に銀行は審査が厳しいので、用途によっては融資が受けられない恐れも考えられます。また、フリーローンは事業や投機に関する資金、個人間の売買、借り換えなどには利用できませんので、この点もあらかじめよく確認しておくようにしましょう。様々な用途に使うことはできますが、利用が禁止されている用途もありますから、十分に注意の上でフリーローンを申し込むようにしてください。
そして、皆さん自身は各銀行や消費者金融からお金を借りている立場であることをしっかり受け止めながら、フリーローンを利用することも忘れないようにしましょう。ローンを組むためには皆さん側から考えると銀行や消費者金融の安全性や信頼性が重要となりますが、各金融機関側から見れば利用者である皆さんに信頼性がなければお金を貸すことはできません。そのためにローンサービスを受ける上では様々な条件の元での審査があり、条件に合わない場合は審査に通ることができなくなっているのです。
多目的に利用できる非常に便利なフリーローンですが、金融機関からお金を借りてローンを組んでいることは他のローンサービスと代わりはありません。フリーローンを利用する際も必ず自分が返済できる金額だけを借りて、計画的に返済していくよう心がけていきましょう。