高額の支払いだからこそ本当に自分が支払えるローンだけを組むこと
目的や使い道がハッキリとしていないローンを組むことは、非常に危険です。前回お話しした消費者金融の利用についてはもちろん、銀行の「フリーローン」なども利用する際には使い道をしっかり決めておかなければなりません。皆さんの目的によってはローン自体が組めないこともありますので、十分に注意しておきましょう。
利用者としての信頼性
また、ローンの目的や使い道については利用者である皆さんの信頼性が大きく左右されます。使い道をハッキリさせずローンを組み、結果として返済トラブルを引き起こしてしまったとなると、皆さんの信頼はガタ落ちです。今後ローンサービスを利用できなくなってしまうということも考えられます。利用者にとっては金融機関側の信頼性が重要となるものですが、金融機関からしてみれば信頼してお金を貸せるような利用者でなければ融資することはありません。そのために審査というものがあるのです。
審査によってローンの使い道や目的を金融機関側に知らせることになるわけですが、使い道がハッキリしていないものやそれほど必要のない使い道であったような場合は、審査に通ることができず融資も受けられません。さらに皆さんの収入から見て返済が難しそうと判断されると、その場合もローンサービスを利用することは不可能に近いと見て良いでしょう。銀行はもちろん消費者金融によっても審査で落とされることがあります。
消費者金融は比較的審査が甘いことで知られていますが、利用者に信頼性がない場合はお金を借りることはできません。私自身は消費者金融に関してあまり良いものだとは捉えていませんから、利用者の信頼性よりも金融業者についての信頼性の方が疑わしくもあるのですが、どうしても消費者金融を利用しなければならないような皆さんは、金融業者が求めている利用者としての信頼性を持っていなければお金を借りることはできない、ということをよく覚えておくようにしてください。
また前回もお話ししましがた、消費者金融を繰り返し利用してお金を借りることに慣れてしまうと、様々なトラブルを引き起こすリスクが高くなります。返済トラブルの多くは利用者側に問題があるものなので、本当に支払えるローンだけを組むことを十分に心がけてください。
本当に自分が支払えるローンだけを組むように
これは高額のローンを組む際にも言えることなので、住宅ローンや自動車ローンなどのサービスを利用する皆さんも気をつけておきましょう。本当に自分が支払えると確信できない場合は、高額のローンは絶対に組まないようにしてください。高額のローンは返済期間も長期となりますが、返済プランを長期的に考えることができない場合はおすすめできません。
収入に関すること、仕事に関すること、現在組んでいるローンに関すること、生活に関することその他諸々を含めて返済プランを立て、必ず支払えるかどうかをあらかじめ算出しておくようにしましょう。また、現在複数のローンを既に組んでいる皆さんについては、次回の記事で詳しく解説したいと思います。